奈良県防衛協会 高田支部活動報告 いずも見学

平成30年7月26日
奈良県防衛協会大和高田支部
支部長 徳井 教寛

大和高田支部では7月15日日曜日、和歌山港に寄港中のDDH護衛艦「いずも」の見学に行きました。
自衛艦見学機会は時々ありますが、「いずも」の見学を近くの和歌山でできるとのことで、この見学を支部会員に案内したところ申込が多数あり、マイクロバスを借りて行くことになりました。8時半に高田を出発、途中のバス内ではDVDで「いずも」の予習をしながら、京奈和道経由で一路和歌山港へ向かい、2時間足らずで到着しました。
岸壁は見学者多数で約20分位い並んで入艦できるのを待ちます。簡単な持ち物検査を受け全長248mを誇る船内へタラップを上ると、数人の隊員が入口で「いらっしゃいませ」と歓迎の挨拶。艦内では見学者の移動をヘリコプター用のエレベーターで、上部飛行甲板との間を昇降しています。まるでバスケットボールコート2面ぐらいの床が高速で上下しているようで、そこに見学者がひしめくように乗っているのです。昇降の速度は10m余りを約20秒くらいの速さで動き、カメラアングルを構えている間に行き着くくらいです。飛行甲板はさすがにサッカーができるくらい広く、灰色艦橋上部にひらめく信号旗が軍艦らしさを強調しているようです。普段目にすることも少ない旗なので、誰かが「どこの国の旗やろか?とか・・・」
艦対空ミサイルSeaRamや3000発/毎分発射の高性能20mm機関砲(CIWS)を真近に見学出来たり、この甲板から同時に4機のへりが飛びたてるのかと思うと、ワクワクします。
甲板では翼を折りたたんだヘリコプターSH-60Aシーホークの前でパイロットが詳しく説明して下さいました。じりじり夏の太陽が照らす上部甲板でしたが海風が吹きぬける中、海上自衛官が下船する我々を見送ってくださいました。
我々は国防で直接相手と対峙することは無いですが、この「いずも」等の艦船に乗船している自衛隊員は、有事には直接非常事態の局面の渦中にいると言うことを考えると、防衛協会として出来ることは何か、改めて考えさせられました。

護衛艦いずも

護衛艦いずも

 

20mm機関砲(CIWS)

20mm機関砲(CIWS)